精神と時の部屋

今月から通っている精神病院には

「仮眠室」

とやらが存在し、医局から裏口ルートで繋がっている。
個室になっていて冷暖房完備
なんてこったい、僕が見つけた楽園

っと喜んでみたものの、

なかなかそんな暇がない…

概して精神科研修は時間的『ゆとり』があるはずなんだが。
相当やる気に満ち溢れている指導医がつき、
外来見学やカンファに付き添いいつのまにか夕方ですよ。
まぁ精神科研修としては一番正しいんだろうけど。

精神科病院、いまだ慣れず…。

統合失調症の急性期には隔離室に最初は入るんやけど、
そこは、窓はあるものの明暗しか分からない作りになっており、壁に模様もなし。
部屋にあるのは布団とトイレだけ二重の扉で閉ざされている、
という一見牢屋と思わせるような、ちょっとビックリするような部屋。

でも、刺激があると症状が悪化するらしく、
「何もない」ことが治療になっているんだとか。
僕ならその部屋に1泊するだけでむしろ気が狂いそうだけど、
実際に患者さんはそれで良くなっていくんだとか。

うーむ難しい。