最期にかける言葉

生きてる人の2,3人に1人が癌で亡くなる世の中。

大概の癌は
①化学療法(抗癌剤)
放射線治療
③外科的手術

の大きく3本柱を駆使して治療が行われる。

僕は外科医にはなれないと思うけど、
外科医ってカッコいいなぁって本気で思うところは

癌を取り除くことで根治させうる力があることと、
たとえ根治は無理でも腸閉塞の解除だとか、QOLの向上の為の治療にも深く関わっていること。
外科の先生が

『外科医が諦めたら終わり』

と仰ってたけど、そうだなって実感する。


ちょっと話がそれたけど、今僕が回ってる科はバリバリの内科で
治療は「化学療法」もしくは「骨髄移植」。
(根治という意味で)外科的な治療の及ばない癌を相手にしている。

血液の癌。

移植をして、苦しい思いをしてやっと自分の末梢血中に癌細胞が0%を維持していた人が、
ある日いきなり採血したら自分の白血球の2割が癌細胞になってて、
その2日後には6割癌細胞に占められていたりする。最悪の増殖能
そうやって復活した癌細胞は、抗癌剤にも移植にも抵抗をもってることがしばしば。

患者さんは毎日毎日ベットの上でダルそうにしてて、
ベットサイドに行っては、掛ける言葉がなかなか見つからない。


適当な言葉なんてないんやろうけど。あー無力やわぁー