血液内科では、同種造血カ幹細胞移植をすると血液型が変わる人たちがいる。
HLAが一致していれば、ABO血液型不適合でも禁忌ではないらしい。
赤血球 | 血漿 | |
ドナー(あげる方) | A | 抗B抗体 |
レシピエント(貰う方) | B | 抗A抗体 |
たとえば、ドナーがA型でレシピエントがB型とすると、
A型は抗B抗体、B型は抗A抗体をそれぞれ有しているため、
輸血しちゃうと、せっかく補給している血球(A)はレシピエントの抗A抗体によって破壊されてしまう。
通常はこれを「溶血」といって、急性腎不全などの原因になり、やっちゃいけないんやけど、
まー抗癌剤などで骨髄抑制かなりきちゃってる方は、当然新しいものが作られない。
なので、いつか量的に
血球(A)>>>>抗A抗体
となるわけで、消費によっていつか抗A抗体がなくなってしまうと思われる。
そうすると新しく骨髄に生着したものが、A型血球と抗B抗体を産生し始め、
少量残ったレシピエントの血球(B)を抗B抗体によって全て破壊してしまい、
結局残ったのがドナー側の血液型となるわけ。
・・・と考えてるんやけど、違うかな。