藤城清治先生

今日は博多阪急にサイン会にいらっしゃった藤城先生。
先日TVで特集があってからにわかファンになったので、妻を引き連れ行ってきました。

人も多く、先生に人気ぶりが分かります。

今回、サイン会を企画されたのは、
那須高原に今年の春にオープンした、ご自身の美術館オープン記念の宣伝を兼ねてでしょうが、
そのスケジュールが厳しい。

7月
13日14日⇒宮崎県立美術館でサイン会
15日16日⇒博多阪急でサイン会
25日⇒仙台・丸善でサイン会
28日⇒秋田県立近代美術館でサイン会

8月
3日⇒秋田県立近代美術館でサイン会
10日11日⇒宮崎県立美術館でサイン会
17日18日⇒秋田県立近代美術館でサイン会
31日⇒宮崎県立美術館でサイン会

9月
7日⇒秋田県立近代美術館でサイン会

上記以外にもこれからさらに予定が差し込まれていくと思われます。
かなり精力的に活動されていますが、


御年89歳です。


無理なさってないでしょうか?


真っ白なタキシードをまとい、みんながパチパチと拍手する中登場し、
その時は笑顔が見られてましたが、長蛇のサイン待ちの列をこなしているうちに
段々と表情が乏しくなり…

僕の順番まで回って来るのに1時間程度かかりました。

整理券に先生へのメッセージを書く欄があり、急いでいた僕は
「先日TVの特集を見てファンになりました」
と一言だけ記載し、満足していたら、
なんと、その欄のメッセージを先生の隣で娘さんが読み上げるという
流れであることが判明し、

これはヤバいと直感的に悟って周囲を目を配ったところ、
他の方々は、ギッシリと呪文のように小さな文字で欄一杯を埋めており、
さらに僕の焦燥感は増しました

たくさん書いた人は、先生に対する想いも強いようで、
サイン後に少し先生と会話したりとかもしていましたが、なんせ僕は一言です。
しかも、にわかファン…。

自分の番が回ってきて、娘さんが僕のメッセージを読み始めるものの、
先生が『藤…』とサインしている間に全て読み上げられ、しばし「待ち」の時間。あぁ恥ずかしやと内心叫ぶ僕。

最後に先生に何を言おうかと悩み続けた結果、
顔を上げた先生に「いつまでもご健康で…」と声を振り絞ってみましたが、
既に先生は疲労困憊なのか、顔面に疲れの色が見え、返事はありませんでした

ただ、ギュッと力強く握手していただき、有り難かったです。


しかし、こんな高齢でこのハードスケジュール…
何らかの本人の意志があって無理してやっているとしか思えません。

本当に、ご健康であればいいのですが。

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これが今回、サインの為に急いで購入した本です。

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どでかくサイン頂きました

那須高原の美術館にもいつか足を運びたいです。

そして、阪急の展示は「版画」でありましたが、「影絵」の方をもっとみたいなーと思いました。