研修医コール

週に1度、教育部長の先生と内科を回ってる研修医らで一通り、
受け持ちの患者さんの回診をしている。

んで、いつも通り回診していると、
突然病棟の看護師に「先生、呼吸止まってる患者さんがいるから来て!」
と呼びかけられ、なんだなんだとぞろぞろ部屋に行ったところ、


呼吸が止まって、ピクリとも動かない患者さんが横になってた…。


何が何だか分からないままでも、
研修医が数人揃えば、みな各々

「心臓マッサージ、しときますか」だの
「じゃあ、僕はバック押しときますか(人工呼吸)」だの
「私はルート取るね」

怪しいながらも形になる行動ができるもんで、


まーその後、基礎疾患とか血ガス所見とかみて、原因は、
「CO2ナルコーシス」と判明。


看護師さん、研修医を呼ぶのはいいけど、
肝心の日直の先生(救急)に声を掛けておらず(爆)、遅れてきた時には
なんとか心拍も持ち直していた。

気管挿管までして、HCUに運んで意識が戻って終了。

主治医の先生や患者のご家族も来て結構てんやわんややった。
回診の途中でビックリしたけど、こんなこともあるのかと勉強になったわぁ。